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今年1月10日、「棚ノ入山」周回目的で家を出たが、GPSを家に忘れて山に入ってミスコースし、この日は結局、予定コースを歩けず、1月末に再度、この山を目指そうとしたが、路面凍結で再び目的未達。 5月連休に入り、交通渋滞に遭わず、且つ登山者が少なそうな山は? ・・と、対象を絞っていくうち、2度にわたって撃退された「棚ノ入山」が最適ではと思いつき、初回のミスコースルートを使って5月5日に再々挑戦することにした。
◇所要時間: 3時間58分 「棚ノ入山」からの下山路も荒れ道個所があったので、不慣れな人には勧められないコースだと、おとーさん達が話していました。 |
3時、出発。 一般道で相模湖に出て、相模湖を日蓮大橋で渡り、秋山川沿いの県道35を西進し、「無生野集落」先で南に分岐する林道に左折。 800m先の林道分岐は左折し、50m先に空き地を見つけ駐車。天気は快晴で気温は6度。 5時、林道を東に出発。 150m先で檜林に入り、暗い林の中、赤テープを確認しながら踏跡を辿る。 |
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流水の沢沿いに進み、何回か、小沢を渡り返しながら上っていく。 5時18分、出発地点から700mほど先の沢の合流個所で赤テープを見失い、進路に迷う。 5分ほど右往左往し、右の沢横に踏跡、その先に赤テープを見つけた。 |
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杉林の中、更に沢沿いに上っていく。 5時30分、涸れ沢が2分岐。杉の落枝で進路がはっきりしないが前回の記憶で左に進み、赤テープを見つけ、その先の沢の三分岐地点で前回にも見た、大杉横の大石を見つけ、ザックを下ろす。 5時38分、小休止後、左の沢先の赤テープを確認し、左沢へ進む。GPSを見ると、これまでの踏跡は推測ルートに合致していた。 |
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120mほど先の滑沢手前の赤テープ位置で、左斜面の杉の倒木個所を上る。 前回は寒さで土が締まっていたが、今回は土が柔らかく、急斜面を倒本も乗り越して竈のある平坦地に上りあげるのに5分もかかった。 竈の前で一息ついて、上に見える尾根を目指す。 |
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5時55分、立ち木の少ない標高800mの尾根に上り着き、右に方向を変え、背の低い檜林の上りを開始。 6時7分、檜林の山腹を登り切ると、尾根先下に「浜沢集落」が見えた。 東に方向を変え、幅狭尾根を登っていくと、南に朝日を浴びた「棚ノ入山」が姿を見せた。 幅狭尾根に露岩が増え、慎重に上っていく。新緑若葉の中にウワミズザクラに似た白い花が咲いていた。 |
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6時22分、正規コースとの「合流点」の小ピークに到着。標高は885m位。 西に展望が利き、春霞の遥か先に雪山が見えた。 ここから先は歩きやすい山道。100m先で「明星峠」を通過し、痩せた山腹道を南に進む。 |
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6時38分、「三日月峠」に着くと、風の通り道らしく、標識横の赤松が北に倒され、酷く痩せた峠道になっていた。 この先は日当たりのよい林床に若葉が増え、稚児百合が咲いていた。尾根道を南西に辿る。 やがて下界から7時のチャイムの音。 |
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標高を上げていくと背後に、「秋山・二十六夜山」が姿を見せ、 |
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「棚ノ入山」の東斜面は多彩な緑で覆われ、中でもブナの新緑が美しい。朝日をもろに受け、気温は22度に上がり、急坂を喘ぎながら上る。 標高1100mあたりから勾配が緩み、その先は灌木の中を進む。ミツバツツジが残り花を見せた。 7時43分、地図の三角点位置に石標がある小広場に到着したが、何故か、「棚ノ入山」の山頂標識が見当たらない。 |
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7時55分、西への尾根に進むと道脇にフジイバラが白花を見せた。 8時1分、地図の「サンショ平」地点に現地名::「棚ノ入山」と記された立派な四分岐標識が立っていたが、ここに山頂の雰囲気は無かった。 「無生野→」標識に従い、草に覆われた北斜面に下る。 |
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下るのに従い下草が減り、歩きやすくなってきた。 8時8分、標高1070m辺りまで下ると、国土地理院地図では尾根筋にルートが記されているが、尾根筋の木に「×」印看板があり、手前の「←無生野」標識が左下を指示していた。 現地標識に従い、左山腹へ下る。 |
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ブナ林を木の根を踏みしめ、グングン下る。 標高940m辺りまで下ると勾配が緩み始め、幅広道になり、楽になって来た。 標高870mの赤と黄テープ表示の小広場で小休止し、ここから急角度で左に曲がって下山再開。 直ぐに涸れ沢横に下り、これの右岸を下るとテンニンソウが群生。 杉の落枝が多い、荒れた感じの沢筋を下っていく。 |
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標高750m辺りから流水が始まり、マロンは流水に入り、体温調整。 2か所の堰堤を通過し、標高690mあたりで林道終点広場に出た。頭上から初夏の朝日を浴び、利砂利林道を下る。 8時58分、5月連休なのに誰にも出遭わずに車に戻る。 |
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往路で帰路に着くと、相模湖東端の有料遊園地へ入場できない車が道を塞ぎ、その先5kmほどは対面車が身動きできずにいた。幸い、私たちの帰路は順調に流れ、11時には無事、帰宅。 |