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涼しく歩けそうな山を探し、八ヶ岳の北に位置する「蓼科山(百名山)」を訪ねることにした。 ◇所要時間: 5時間34分 ◇難度(犬として): 易++++▼難 ◇マロンの日記: 最後の高度差180m区間はマロンにも厳しい岩の急坂でしたが、自力で何とか上り切りました。おとーさん達は地図時間が4時間20分だったので、体力が落ちたものだと嘆いていました。 |
2時20分、出発。 中央高速を利用し、4時27分に「諏訪IC」を下りると目的地までの残距離は40km。 国道152で「白樺湖」まで高度を上げ、県道40(ビーナスライン)に移って「女神湖」湖畔で右折し、「大河原峠」を目指す。 峠に近づくと、東の稜線のガスの中に朝日が昇り始めた。 「大河原峠」に到着すると「大河原ヒュッテ」前の駐車場に車が数台。 気温は11度で駐車場まわりにアザミやフウロ、アキノキリンソウが花を見せた。 |
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5時43分、ヒュッテ横の「蓼科山3.2km→」標識に従い、西への笹原道へ進む。濡れ笹でマロンは直ぐに濡れ鼠。 針葉樹林に入ると道幅が広がったが山道は破砕石のガタガタ道。 200mほど標高を上げると勾配が減った。林床は苔で覆われ、茸種が多い。暗いシラビソ林を通過。山道の石の間を水が流れていた。 |
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6時52分、緩く上った小広場に「佐久市最高地点」標識。上空に青空がのぞき、朝日が差し込んできた。左の木立越しに「蓼科山」が見えた。 コメツガ林と縞涸れ帯を通過。何故か山道は水はけが悪く泥濘状態。 水飲み休憩後、シラビソの原生林を進むと、進路正面に「蓼科山」が近づいてきた。 |
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7時17分、「将軍平」に到着。四差路に建つ「蓼科山荘」前に客は見当たらなかったが、山上の岩場に数人の登山者が見えた。 休まずに標高差180m程の山頂を目指す。マロンは元気に先行。 堆積した大岩の急坂を上っていくと、思いがけなく、20人ほどの女子団体が降りてきた。「随分早いですね」と話しかけると、ヒュッテ泊とのこと。 大岩ゴロゴロの急坂を先行する紐先マロンに追従するのは結構厳しく、しごかれている感じ。 |
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標高2510m辺りまで上ると、勾配が緩んだ。オンタデやヤマハハコが花を見せた。 7時55分、「山頂ヒュッテ」に到着し、更に大岩を乗りこしながら山頂を目指す。 |
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8時3分、「蓼科山2530.7m」の岩稜山頂に到着。 10時頃まで曇天予報だったのに予報は良い方に外れ、上空の青空に流れ雲。 南東近くに「北八ヶ岳」、その先右に「南八ヶ岳」の山々がシルエットで見えた。 涼しい西風に汗ばんだ体が冷える。 |
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8時8分、下山開始。急坂はマロンを後ろに従え、慎重に下る。途中、上ってきた1人登山者が妻に犬種を聞いていた。この坂は猟犬でないと対応できそうもないコースだ。 |
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8時45分、「将軍平」の四差路は「天祥寺原→」標識に従い、シラビソ原生林を南に下る。 コースはやはり石の道。途中、ザックを下してムスビを食べながら一休み。 下山を再開したが、石のガタガタ道は相変わらずで、石サイズが大きくなってきた。 前方に「北八ッ横岳」を見ながら下る。このコースも足場が悪く、またまた小休止。 |
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9時30分、標高2120m辺りまで下ると、大岩ガタガタの涸れ沢合流点。更に岩道を注意して下る。風が吹き上げてきて気持ち良い。 ロープで荒れ涸れ沢から森にガイドされ、シラビソ林を縫って沢筋と離れないように注意して下る。 標高2050mあたりまで下ると、シラビソ林の中、勾配が減り、やがて沢に流水が始まった。 |
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標高1980m辺りまで下ると森を抜け、日の入る笹原を下る。 10時5分、「天祥寺平」に到着。 振り返ると、「蓼科山」はガスに隠され始めていた。小休止後、「←大河原峠」標識に従い、笹原を東に進む。 |
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450m先の笹原に、右に[双子池・亀甲池→]標識の三叉路。 周りを山で囲まれた大きな笹原を緩く東に上っていく。花は僅かに フウロ、アキノキリンソウ、リンドウ程度。日が照ってきて暑くなった。 11時17分、「大河原峠」Pに戻ると車は30台ほどに増えていた。 2時20分、無事帰宅。 |
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