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当「マロンと山歩」山行記も600山に近づいたところで主役マロンが突然の血管肉腫で退場してしまい、この山行記も閉鎖時期が来たのでは? とも考えましたが・・ これまでの山歩きが私たち夫婦の健康維持に大いに寄与しているのは明白なので、これからは難度を下げて継続することにし・・、今回は10年前にマロンと歩いた丹沢「塔ノ岳」を 登りコースを僅か変えて訪ねることにし、晴天予報の金曜日の出発を決めた。 ◇所要時間: 5時間49分 ◇難度 易+++▼+難 前回には存在していた山小屋や痩せ尾根の山道が消滅していたり、コースの長丁場に板階段が設置されていたり・・・10年1昔の感がある一方、塔ノ岳山頂では12年前にカメラに収めた猫に再会し、懐かしさよりも不思議な感じがしました。 |
4時10分、夜空に満月を見上げて出発。 国道246を西進して「秦野警察署」手前の「新町交差点」を右折すると目的地までの残距離は10km。 「水無川」東岸を北に進んで3km先の「平和橋北」を右折し、500m先の「戸川駐在所」で左折し、林道終点の「戸沢」を目指す。 6時前にトイレもある「戸沢」の河原広場に駐車できたが、歩くにはまだ暗く、暫くは車で待機。気温は4度で快晴。 6時9分、出発。 |
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林道先100mで「←行者岳1.9km・新大日2km 正次郎尾根」標識を見つけ、右の林へ進み、流水の沢を横切って、檜林の尾根先を九十九折で上る。 視界の利かない檜林の単調なコース左に鹿柵が続くが森に鹿の気配なし。麓で「ニホンシカ捕獲中」看板を見たのを思い出した。標高1100mあたりまで上ると体が温まったので小休止して薄着になる。 登山を再開すると、若者登山者が勢いよく先行していった。私たちがマロン連れでここを歩いたのは、既に1昔も前だから、私たちの体力低下も無理からぬことだなど話しながら登っていく。 |
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7時58分、「政次郎の頭1209m」で「表尾根コース」に合流し、その200m先の高みの「書作小屋跡」の休憩テーブルでザックを下ろして展望を楽しむ。 無風・快晴の空の下、東には「大山」と「三ノ塔」、南の相模湾には江の島、西に伸びる尾根先には目指す「塔ノ岳」。 8時31分、80mほど高度を上げて、「新大日小屋」前を通過。 |
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400mほど先で「週末営業 素泊り3500円、コーヒー300円・・」などと記された看板のある「木ノ又小屋」横を通過。 その先、地図に「崩壊地」表示のある地点に進むと・・、南斜面の崩壊で尾根道が危険なため、北斜面に30mほどの長さの木道が設置されていた。 コース維持などに登山者が募金で協力するのは当たり前と思いながらこれを渡らせてもらう。 9時2分、標高1410m辺りから「塔ノ岳」へ80mほどの上りを開始。 |
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9時20分、「塔ノ岳1491m」に上り着くと山頂広場には既に数人の先着者。 私たちも標柱にマロン像を乗せて「マロンと山歩」600回の登頂記念写真を残す。 百名山だけあって、次々と登山者が登ってくる。 |
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ザックを下ろすと、太り気味の猫が啼きながらすり寄ってきた。 ムスビの裾分けをしてやりながらフト、12年前に弟と「尊仏山荘」に泊まった折、管理人横の猫を撮影したのを思いだし・・・ (帰宅後、当時の写真を再見してみると・・どう見ても同じ猫だったので長命に感心!!) |
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9時36分、「大蔵尾根」で下山開始。 コースは最初から木階段が続き、次々と上ってくる登山者とあいさつを交わしながら下る。 10時5分、標高1300mまで下ると「花立山荘」手前に「有料トイレ(100円)」が新設されていた。 その先で小休止してムスビを食べ、下山続行。 10時33分、標高1120mあたりの「天神尾根を経て戸沢出会いへ45分→」標識に従い、大蔵尾根と別れて東の檜林に下る。 |
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檜林の急斜面を九十九折で下る。 急坂は荒れて足場が悪く、コースもわかりづらい。疲れも感じ始めたので小休止してムスビを食べ、あとは只々下る。 11時40分、標高640mまで下って森を抜けだし、林道を横切って流れる沢を横切ると河原はすぐ先。 |
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11時53分、車に戻ると車は12台ほど。 河原の駐車場への入口に 「当所ご利用の皆様へ 森林育成基金ご協力のお願い 2時10分、無事帰宅。 |