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前回の「小富士」山行は林道ゲート閉鎖で、「馬返」へ転進させられてしまったが、「ハナイグチ」や「ショウゲンジ」などの食茸を自分で採取してみたい気持ちが抑えられず・・ 今回は「富士あざみライン」を使って「須走五合目」まで車で上り、「小富士」周辺の樹林で「キノコ」を採取後、登山口の「東富士山荘」で採取キノコを鑑定してもらう計画を立て、久しぶりに半日の好天予報が出された火曜日の出発を決めた。 ◇所要時間: 2時間48分 (樹林帯の中、踏跡を外してのキノコ採りは、帰路を見失う恐れが非常に高いこと、また、GPSが非常に心強い味方になることを実感しました。) |
3時30分、出発。 中央高速・河口湖IC先の「東富士五湖道路」へ進み、5時7分に「須走IC」を下りると残距離は12km。 国道138に出て、直ぐに「富士あざみライン(県道150)」へ折り返し、西に高度を上げていくと、正面に富士山。 松林を縫い、高度を上げていくとカーラジオが 「2年前の今日、御嶽山が噴火し、死者58名、行方不明者5名・・・」と放送。 私たちは噴火前日に「御嶽山」を訪ねていたので、ツクヅク、運の良さに感謝。 |
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「五合目」の「第2駐車場」に車を入れると東天から日の出。 振り返ると青空をバックに赤い富士山。 5時42分、駐車場を出発。 僅か下って「富士山須走口五合目」石碑前から登山道へ進み、「東富士山荘」を見つけ立ち寄って・・・ |
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下山時に「きのこ鑑定」してもらえるのを確認の上、「キノコ採り」に良さそうなエリアを聞き、登山道入口へ進む。 5時51分、登山口ゲート横の「小富士遊歩道」へ右折し、コメツガ樹林へ入る。 キノコ採りに慣れた感じの人が追いついてきたので、 「この時期、ハナイグチは?」と尋ねると「そろそろ終盤」との答え。「道迷いに気を付けて」と言うので、「GPSがあるから」と返すと、「GPSが利かないところもあるから」と言い残し、スタスタと先行していった。 |
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6時6分、700m先で樹林を抜けだすと眼前に黒砂の小ピーク。それに上ると、その先の砂地広場に無標識の「小富士」の小突起。 雄大な富士山をバックに記念写真を残し、西の樹林へ続く踏跡に従い、コメツガ林へ進み・・・150m先あたりから踏跡を外してキノコ探しを開始。 |
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林床に苔が増えるとキノコがポツポツ。GPSで現在地を確認しながら、高度を上げていく。 標高1980m辺りで「ハナイグチらしいキノコ」発見!!!。 その後も、次々と見つかるキノコを写真に撮り、食茸らしいキノコはカッターを使って丁寧に収穫していく。 |
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標高2000mを通過。 キノコ目になり、キノコの気持ちにもなって雰囲気の良さそうな林床を探しながら、樹林を進む。 標高2040m辺りで朝に出会ったキノコ採取者に再会したので、「これはハナイグチ??」と尋ねると、「YES!!」の回答。 また別れて、キノコを探す。 |
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ヌメリイグチ?? |
カワリハツ |
シロハツ |
ハナイグチ |
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7時、更に40mほど高度を上げ、南へ回り込みながらキノコ探しを続け・・・、やたらと大きなハナイグチもゲット。 キノコは十分に採取できたので、後は写真だけにする。 緩く高度を下げていくと、辺りに踏跡が見られるようになった。 |
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ショウゲンジ? |
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ツチカブリ |
ヌメリササタケ & ?? |
ナギナタタケ? |
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コメツガの幼木が多い場所は上へ回り込ミ、タマゴタケをゲット。苔が水を吸ってフカフカした林床にキノコが多い。 7時36分、斜面を斜行して下ってGPSを見ると、往路に近づいていたので再び、緩く高度を上げていく。 7時38分、涸れ沢を横切り、コメツガの幼木林も横切ると再び大きな涸れ沢。 |
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これも横切るとその先の林床は下草のない裸地になり、キノコは殆ど見当たらなくなった。 7時47分、キノコ狙いの同年配夫婦と交差。登山道に近いらしく3人連れと交差。その先で登山道に合流しこれを下る。 7時55分、「古御岳神社」でお礼参りし、僅かに下ると登山道の入口ゲート。 |
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8時、「東富士山荘」に立ち寄リ、「キノコ汁」を頼んで採取キノコの鑑定を依頼すると・・・毒または不食キノコは「カキシメジ」「ツチカブリ」「ニガイグチモドキ」の3点がピックアップされ、他は食べてもOKとのこと。 「キノコ汁」にはキノコが山盛りだったが、随分と塩辛く、妻は塩蔵品ではと言っていた。 |
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8時30分、車に戻る。 10時30分、無事帰宅。 帰宅後、キノコ図鑑で品名調べ。 多いのは「シロハツ」と「ハナイグチ」で いずれにしても食茸と判定してもらっているので、安心して食べることにする。 |
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