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読売新聞に連載の「みなみらんぼうの一歩二歩山歩(第629話)で長野県の「高社山」を知り・・、 6年前、北信五岳の1つ「飯縄山」へ上りながら、霧のために他の4山が展望できなかったのを思い出し、今回は北信一帯の快晴予報も確認の上、火曜日の出発を決めた。 「高社山」へのコースは「らんぼう隊」と同じ「赤岩コース」を採ることにした。 ◇所要時間: 5時間3分 ◇難度: 易+++▼+難 久しぶりの1000mの標高差で、体力の衰えを実感させられました。 |
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2時10分、出発。 圏央道〜関越自動車道〜上信越自動車道〜長野自動車道と乗り継ぎ、5時35分、桜満開の「信州中野IC」を下りると残距離は10km。 県道29〜国道292〜県道414〜434と繋ぎ、駐車予定の「谷厳寺」を目指し、・・・6時、立派な石灯籠の立つ谷厳寺入口横の道脇駐車場に駐車。 6時3分、石灯籠横の「←高社山登山道入り口」案内板に従い墓地を抜け、東前方に聳えて見える「高社山」に向かう。 |
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墓地先の森へ進むと、木立の中に座像や立像の大きな金色仏像が何体も見えたが解説板などは無く・・??。 (帰宅後、ネットで調べてみると、興味深い来歴の一部が判明。 ( http://chindera.com/nagano-kokugonji.html ) その先も新緑の森を緩く上っていく。 |
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6時17分、仏の立ち姿が刻印された石碑横に「釈迦如来」銘板。 仏像碑に注連縄、更に紙垂が垂らされていたので神仏混淆らしく、随分歴史があるらしい。 標高580mで電気牧柵を通過。 この辺りからヤマブキの大群落が林床を黄色に染め始めた。 |
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標高610m、杉&松林に「文殊菩薩」が線刻された石碑。 標高670mの「天狗ノ飛び石」横に「普賢菩薩」表示板。 傍らの解説板には ・・お山の薬師さま、その守護神である天狗さま、御嶽さまが祀られている。殊に変幻自在の天狗さまの伝説が里人に語り継がれて・・・以下略。 標高740m、「地蔵菩薩」のお顔だけが線描された石碑。体温が上がり、半袖シャツ1枚になって上る。 7時7分、標高800m辺りで「薬師如来」の石碑を通過。 |
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7時17分、標高856mで割れを修復した跡のある「観音菩薩」碑を通過。 タムシバが大きな白花弁を見せた。 標高900mを越すと段差が増し、道脇に「山頂まで2.3km」の標識。山頂への残高度はまだ430mも。 久しぶりの高度差1000mは結構キツイ。 イワカガミニ混じってイワナシが一輪。 |
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7時51分、標高1060m辺りに平坦広場。 この山の紹介HPでは現地名を「胴結場」と紹介していたのが多いが、意味が不明で・・??。 ここには「閼伽如来」の石碑と北を指す「←水場」標識。 南へ方向を変え、細尾根を先へ上っていく。 |
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8時14分、標高1180mを越すと、ショウジョウバカマが花を見せ、標高1240mあたりから再び、イワカガミが群生。 8時23分、小ピークに上ると「八幡神」の石祠。前方のピークの先に高社山(の西峰!!)が見えた。暫くは平坦地を進む。 8時29分、コース左の岩山下に岩室。立ち寄ると「薬師如来」が祀られ、高社神社奥社とのこと。 写真に残して先に進んで、5mほどの鎖場を上り、南の山頂を目指す。 |
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8時45分、ピークに上ると古びた石祠のある「西峰(赤岩ノ頭)」で、「高社山」はさらに300m先。 アップダウンの明るい稜線で山頂を目指すとカタクリが花を見せた。 最後の山頂への直登コースは太いロープが垂らされた急坂!!。 ・・は見送って、九十九折の巻道で最後の頑張り。 |
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8時56分、「高社山1352m」着。 山頂広場には二等三角点とお社と山座同定盤。 北側の見晴台に立つと、西に妙高山、黒姫山、斑尾山、高妻山、飯縄山の北信五岳が勢ぞろい。 |
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残雪の妙高山と斑尾山をアップで。 |
南の展望。 尖ったのは5年前に訪ねた「御飯岳」らしい。 |
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9時17分、下山開始。 西峰先で上って来た若い登山者と交差。 9時55分、「胴結場」に戻って小休止。ヤマザクラが咲いていた。下山再開。 10時30分、山頂から600mほど標高を下げ、ヤマブキの群生地、続いて「天狗の飛び石」を通過。 |
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「谷厳寺」に近づくと頭上から桜の花びら。 尾根右に金ぴかの仏像が見える辺りまで下ると、西峰で交差した若者登山者が速足で追いついてきた。若い力には驚かされる。 11時8分、車に戻る。 高速道での帰路途中、SAで10分ほど仮眠して3時5分、無事帰宅。 |
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