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14年前、初代マロン連れで「雁ヶ腹摺山」先の「大樺ノ頭」まで足を延ばしたが・・・ (なお、この「シオジの森」は山と溪谷社が設立した日本山岳遺産基金の最初の山岳遺産認定地の一つであるとのこと。) ◇所要時間: 5時間27分 |
2時50分、出発。 中央高速を利用し3時55分、「大月IC」を下りると残距離は18km。 国道20を1.5km西進して県道510に右折して真木集落を通過し、その先の「真木小金沢林道」で北に高度を上げていく。 4時31分、駐車予定地の「大峠」に到着。(大峠の標高は1560m位。この先の林道はゲート閉鎖中) 南には残雪の富士山。 気温は10度で上空に薄雲。まだ薄暗いので暫くは待機。 |
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4時45分、「雁ヶ腹摺山→」標識に従い、東の山斜面へ出発。 コースに杉檜は少なく、露岩や木橋など、変化のある地形が続き、楽しみながら上っていく。 カラマツ林へ上ると、若葉が芽吹いたばかり。出だしから気持ちの良いコースだ。 |
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5時11分、110mほど高度を上げ、尾根先で北に方向を変えて上る。 標高1740mあたりで勾配が減り、前方に山頂が見えた。ガマズミが白花を見せた。 5時29分、標高1806m辺りで富士山の好展望地を通過。ロープの張られた藪地を通過。 |
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急坂を上り抜けると再び、富士山の好展望地。西近くには大菩薩連嶺が伸びている。 5時38分、夏には野草が咲き誇る草原まで上ると、今は枯れ原でその先に山頂。 |
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5時41分、「雁ヶ腹摺山1874m」に到着。 南に富士山を中心にした好展望。傍らの「山岳展望図」には「鹿留山」、「鶴ヶ鳥屋山」、「高座山」、「滝子山」、「三つ峠山」の山名。 5時47分、「←大樺ノ頭」標識に従い、山頂北のツガ林に入り、北へ緩く下り、山頂から400mほど先ではロープの張られた急坂を下る。 |
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6時3分、小ピーク通過し、300mほど先で無名の小ピークを通過。 その先の細尾根を辿ると林床の笹が消え、ダケカンバが増え始めた。前方に高みを目指す。 6時29分、三等三角点の「大樺ノ頭1777m」に到着すると北へ下る尾根を指して「←シオジの森」の手書き標識。 |
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14年前はヤブ山だった「大樺ノ頭」 |
小休止後、「←シオジの森」標識に従い、北へ下ると意外に踏跡はしっかりしていた。 まだ芽吹き前のダケカンバ林を九十九折で下る。標高1590m辺りの平たん地にはマルバダケブキが若芽を見せ、カラマツやブナの若葉の新緑が素晴らしい。 新緑の中に東国三つ葉ツツジが蕾。幅広尾根を緩く下っていく。 |
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7時14分、標高1500mの森広場に現地名「お弁当広場」標識があり、尾根を下る方向へ「←シオジ群生地」、左山腹へ「←シオジ群生地・大峠」。 私たちは「シオジの森全体」を見たいので、予定通り尾根を下るルートを選択。 標高1430mまで下ると、ブナの新緑の中に三つ葉ツツジが咲いていた。 |
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標高1350m辺りで尾根先端を左に回り込み、沢筋に近寄っていく。 7時42分、流水の沢横に到着すると現地名「大樺ノ頭近道分岐」標識。 案内図に依れば、「真木小金沢林道」へは5分の地点で「シオジの森」はここから沢上流の「長沢分岐」間と図示され、沢の窪地には数本のシオジの大木が見えた。 |
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「山梨県森林環境部」の「小金沢シオジの森」ガイドに依れば・・・ 「シオジはモクセイ科の落葉高木で加工が容易なこともあり、家具や内装材、楽器、運動具等に使用されます。 エリア内にあるシオジの群生地は、高さ40m以上のシオジが沢沿いに数百mも続いており、県が学術参考林に指定して保護に努めています。(以下略)」とのこと。 |
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7時50分、登山再開。 「長沢分岐」目指して流水の沢横、高度差200mほどの上りを開始。「ハシリドコロ」が紫の花を、ニリンソウも白花を見せる。 沢筋に二抱え程のシオジが続く。沢沿いコースは左岸コースと右岸コースに分けられていた。 |
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標高1445m辺りで再び、左岸と右岸コースに分けられていたが、どちらでも違い無さそう。 標高1480m辺りの右岸と左岸コースの合流地点で小休止。ニリンソウが増えた。 沢横の上りを再開すると白花延齢草が一輪。 |
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8時36分、標高1500mの三分岐が「長沢分岐」。ここへ「お弁当広場」の等高線ルートが合流してきていた。 この地点から、標高1500〜1600mの高度を維持した北斜面の山腹のトラバース開始。 見慣れない野草を見つけ、カメラらに収める。 |
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変化の少ない山腹トレッキングを続け、二度ほど流水の少ない沢筋を横切る。等高線の山腹道は結構、非効率。 9時17分、尾根先を回り込んで、やっと「大峠」方向へ向かい始めた。西に「小金沢連嶺」が形よく眺められる地点で小休止。近くで馬酔木とガマズミが白花を見せた。 |
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更に数回、流水の小沢を横切ると西から林道が近付いてきた。 10時10分、「真木小金沢林道」に降り立つと閉鎖ゲートから50mほど北側だった。 10時12分、「大峠」の車に戻ると車は10台ほどに増えていた。 往路を逆行して12時10分、無事帰宅。 |
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