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南アルプス市の「櫛形山」に新トレッキングコースが7月7日にオープン
!! との情報をキャッチ。 <日本で2番目に高い北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、甲斐駒ケ岳など南アルプスの高峰を眺めながらトレッキングが楽しめます> がセールスポイントらしい。 標高が高いのでこの時期に最適な上、このセールスポイントは見逃せないと、オーブン翌日の好天予報を確認の上、出発を決定。 なお、この「櫛形山」は10年前にも訪ね、多種の花を楽しめたが、4年前に北から「裸山」を訪ねた折は鹿の食害とかで野草がほぼ全滅していたのを見ているので、今回は新コースからの南アルプスの展望を期待しての山行。 ◇所要時間: 4時間47分 (うち、23分は展望地探し) ◇難度(犬として): 易+++▼+難 ◇マロンの日記: 南アルプスの展望を主目的にするなら逆回りして、雲の出ない朝のうちに展望デッキに向かった方が良かったおとーさん達が話していました。 |
2時、出発。 3時30分に中央高速・甲府南ICを下りて、国道140を西進し、富士川大橋で笛吹川を渡って県道413で西進し、平林集落先からの丸山林道で1000mほどの高度を上げていく。交差困難な幅狭道が結構長く続く。 4時42分、避難小屋と簡易トイレのある15台ほどの駐車場に一番乗りで到着。ICを下りた時に24度だった気温は17度まで下がっていた。 4時54分、避難小屋横の池の茶屋登山道へスタート。 |
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60mほど高度を上げ、尾根筋まで上り、若草に覆われた斜面を上っていくとオダマキが花を見せた。 5時20分、更に100mほど標高を上げ、左に方向を代えると、右の雲海の先に富士山。南山腹を緩く上り、山頂から東に延びる尾根に移って朝日に対面し、左の高みに進む。 |
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5時29分、山地図や現地看板地図に「櫛形山」の山名が記されている「三等三角点のあるピーク」に着き、山頂標識を探したが見つからず・・???。 北へ伸びる尾根先へ下り、薄暗い林の中で上り返しを開始。右に整った形の富士山を眺めながらマロンに水を与える。 |
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5時46分、40mほど上り返してピーク広場に着くと、「櫛形山山頂2053m」の山頂標柱。(マイGPSもこちらのピークの方を高く表示) 「裸山50分 アヤメ平1時間20分→」標識に従い、北東に下る。 6時、落葉松林の三分岐に右:「伊奈ヶ湖 氷室神社→」標識。ここを直進すると、300m先にまた「伊奈ヶ湖 氷室神社→」標識。これも見送り、山の北斜面を進んでいく。 6時19分、直進:「裸山 アヤメ平→」、右:「櫛形山嶺登山道 アヤメ平20分(原生林コース)→」標識の三分岐。原生林コースを試したかったが、「裸山」を経由しないらしいので、直進路を選択。 |
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コース横に樹齢300年と表示された老カラマツが立っていたので写真に残す。 6時26分、コース両脇にロープが張られ、これを辿ると前方に「裸山」が見え、その手前に鹿網柵。 ゲートを開閉して入場すると、更に樹脂網でガードされた柵内にアヤメ、フウロ、オダマキ・ウマノアシガタ・・等々の野草が花を咲かせていた。4年前の「裸山」とは様変わりの野草の生育状態にビックリ !!。 写真を撮る人のために樹脂網には数か所、穴があけてあり、感謝!。時計周りで「裸山」山頂に上る。 |
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6時39分、「三等三角点」のある「裸山」山頂で小休止。網ガードされていない山頂周辺に花は全然見られない。先に下って「アヤメ平15分→」標識に従う。 6時51分、右から例の「原生林コース」が合流してきた。「アヤメ平」に近づくと、こちらにも鹿網柵。 |
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6時59分、ゲートを通過し、「アヤメ平」に下りると、こちらは何故か、アヤメは復活していなかった。 「新トレッキングコース」で帰路に着こうとしたが、新コースを示す表示が何もなく・・???。・・・GPSに入れてきた予定図から採取したルートに合致する北への柵道に進む。 |
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200m先に「櫛形山トレッキングコース」の新看板があり、その先は新しいロープの張られたコースが西に向かっていた。 鹿網柵を出て、トレッキングコースを辿ると、コースは「裸山」の北側を回り込んでいく。 山側が新しい樹脂布で覆われている新トレッキングコースが続く。 |
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7時45分、「裸山のコル」標識の立つ地点へ下ると、「冬の白峰展望台10分→」標識が斜面上を指示。 「白峰(しらね)」と言えば「北岳」を意味する筈だと、ザックを置いてこれに上ることにしたが、妻とマロンはここで待機するというので、私が空荷で展望地へ上り、写真を撮ってくることにし、登り開始。 50mほど標高を上げると小平坦地に赤テープがあったが、北岳は樹間越しでしか見えず、展望台は更に上だろうと、踏跡のない斜面を直登していき、木の幹に赤テープを見つけ、更に直登。 7時58分、林床が緑の草で覆われ、ダケカンバの大木のある地点まで上ったが、北岳方向はカラマツで視界が遮られているので展望は諦め、下ることにする。 (GPS画面では・・あと高度で40mほど上れば、裸山の山頂だった。) |
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8時8分、妻とマロンの待機所まで下り、下山続行。山腹を下り、北斜面の沢筋を九十九折で下っていく。 8時20分、窪地の平坦地に休憩テーブルがあり、「モミジ沢」標識。その先から150m以上の上り返しを開始。下ってくる中年登山者、夫婦登山者と交差。 |
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8時49分、左山腹へ緩く上ると、左上のピークを指して「←この上休憩所」標識。 上ってみると小広場に休憩テーブルと簡易トイレがあったが、北西の北岳は立ち木が邪魔。先へ下ってコース先へ合流し、「北岳展望デッキ 20分→」標識に従う。 9時18分、「北岳展望デッキ」に到着。 |
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西北に山頂を雲で隠した「北岳」、 その右遠くに「甲斐駒ヶ岳」がチラリ、 その右手前に「鳳凰三山」が大きな山体を見せた。 |
「池の茶屋」駐車場からこの「展望デッキ」までは車いすでも来られるよう幅広山道が特殊舗装されていたが、勾配が緩い分、私たちは随分、大回りさせられながら駐車場を目指す。 9時41分、駐車場に戻ると、駐車場は満車で数組の人が出発していった。 12時20分、無事帰宅。 |
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