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高山植物の女王と呼ばれる「コマクサ」の季節到来。

この花は過去、浅間山近くの「湯の丸山」「三方ヶ峰、野反湖・東の「八間山」で対面しているが、

今回は6年前、「一葉蘭」にも出合えた「三方ヶ峰」を訪ねたコースを若干短縮し、「見晴岳・南斜面」でも見られるという「コマクサ」との対面を期待して、土曜日の出発を決めた。

◇所要時間:  3時間41
(内、20分はコマクサ撮影)

難易度: + + + +

 

土曜日の交通渋滞を避けるべく 150分、出発。

圏央道〜関越〜上信越自動車道と繋ぎ、418分に「小諸IC」を降りると残距離は21km。 県道79を約2km西進して県道94へ右折し、北へ1000mほど高度を上げ、「湯の丸高原・地蔵峠」の三分岐を右折して「湯の丸・高峰林道」へ進み、500m 程先の「開錠時間 7:00」看板の立つゲート横に駐車。
 気温は8度。   <現地の標高=1760m>

452分、ゲート先の舗装林道へ出発。

 

 

100mほど先の路肩の「←湯の平」標識に従い、針葉樹林の森へ入って笹薮道を上る。

 

林床には苔。鶯が啼く。標高1920m辺りで車道を横切り、車道と並行に進む。

 

 

森の中、「イワカガミ」の花が続く。

 

前回、「イチヨウラン」に出合った辺りは目を凝らして上ったが、見つからなかった。

 

 

65分、係員が到着したばかりの「池の平湿原 駐車場」前を通過。(土曜日なので、ゲート開錠時刻を早めたのかも・??)

 

標高約2060mの「三方ヶ峰・登山口」から山道へ進む。

 

 

「シロバナノヘビイチゴ」・・かな?

 

「オオヤマフスマ」は5弁の筈だが・??

 

 

登山口から50mほ上の小ピークに立つと、南に視界が開け、眼下に「池の平」、遠くに富士山が見えた。

 

多くの花を期待してきたが、イワカガミ以外の花は少なく、レンゲツツジはまだ蕾。

 

 

「イワカガミ」だけは全コースに渡って花を見せてくれている。

 

一段の高みが「雲上の丘2110m」。全周に展望が利き、北〜東へ「西篭ノ登山」〜「篭ノ登山」〜「浅間山」。

 

 

先へ下った針葉樹の暗い森に「ピグミーの森」標柱があったが・・特に見ものは無く・・??。先へ上る。

 

標高約2080mの三分岐は(標識横の板柵先が「コマクサ群生地」と気づかず・・)「見晴岳→」標識に従い、右のピークを目指す。

 

 

74分、無風・快晴の「見晴台2095m」に到着して記録写真を残す。

 

南・約120km先の「富士山」が確認できた。「見晴岳」の南斜面にも「コマクサ群生地」があると記されていたが見当たらず、妻に山頂で待機してもらい、三分岐へ下り・・

 

 

板柵先の南斜面に目を凝らすと・・・砂斜面にポツポツと「コマクサ」のピンク色。何れも遠くにあるので、

 

カメラのズーム倍率をMAX.にしてカメラに収める。花の多くは南向きに咲いているので、見栄えある姿が捉えられない。

 

 

726分、不満足ながらも「コマクサ」撮影を終え・・

 

山頂へ戻り、花を見せた「コケモモ」を撮り、下山することにした。

 

 

736分、「地蔵峠2.5k」標識に従い、北へ下る。

 

尾根筋の灌木帯を西へ下つていくと「ツガザクラ」が花を見せた。

 

 

「ツマトリソウ」も白花を見せた。この下山コースにも「イワカガミ」はポツポつと花を見せる。

 

山頂から150mほど標高を下げ、レンゲツツジ混じりのダケカンバ林を下る。日影を下れるのは有難い。

 

 

標高約1820mまで下り、舗装林道と並行した針葉樹林帯の笹道を下る。

標高1780m辺りまで下って「スキー場」を横切る。

833分、「ゲート」の下の道路に合流して車に戻る。

 

帰路は都心の渋滞を避ける積りで圏央道経由路を選択したが、裏目に出て往路より1時間ほども多く時間をかけ

1220分、やっと帰宅。