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この梅雨の季節、「横岳(八ヶ岳)」で「ツクモグサ」が見られるとのことで、機会を窺っていると・・・・月曜日の天気予報が好転。 チャンス到来!! と妻を誘うと・・・、杣添尾根の残雪量と標高差の点で妻は「今回はパス」とのこと。・・で、手のかかるマロンも今回は留守番させ、私だけで出かけることにした。

ツクモグサ・・キンポウゲ科 キンポウゲ属≫ 草丈10cm程度の多年草で、オキナグサの仲間

本州では北アルプスの白馬岳と、八ヶ岳のこの一帯だけに見られる高山植物で、残雪が溶けるとすぐ咲くので夏山の一番花とのこと。

 

2時、出発。

「国立・府中IC」から中央高速に乗り、4時、「長坂IC」を下りて県道28を北上。

北西の夜明け空をバックに形の良い「八ヶ岳」が見えたので 車外に出て、写真に収めて先に進み、「清里」を通過。

国道141で更に北上を続けると前方の「天狗山」と「男山」の上空が朝焼け。これも写真に収める。

「横岳」のほぼ真東あたりを左折し、登山口のある「海ノ口自然郷」に進み、別荘地を上りつめ、「登山道入口(杣添尾根)」標識を確認し、50mほど先の「登山者用駐車場」に駐車。

既に無人の先着車が1台。気温は10度。

447分、今回は残雪対策にスパッツも付け、出発。

 

「富士見岩・遊歩道」表示の山道で数回、別荘地内の舗装路を横断しながら上っていく。

500mほど先で・・ フト、「財布(免許証、ETCカード、現金等入り)」をザックに移さなかったのでは??・・の疑念が起こり・・ザックとポケットを調べたが見当たらず、車内に置き忘れたのかもと、車に戻ることにし、ザックを木陰にデポし、往路にも注意を払いながら、戻る。

駐車場に戻ったが、「財布」は駐車場と車内に見当たらず・・??。免許証、ETCカード、現金無しでは、免許証不携帯で一般道を使い、帰宅するしかない。2年越しに実現した「ツクモグサ」狙いの登山は諦め、帰宅することに決め、道脇も探しながらザックのデポ地点に戻る。

駐車場に戻りながら考えると、・・・長坂ICを下り、ETCカードを財布に戻した記憶はあり、駐車場までの間で車外に出たのは「八ヶ岳」の写真を撮った時だけ。→その時に落したものと考えられた。

不幸中の幸いで、車のキーとガソリンが十分残っているのが救い。530分、一般道で帰宅開始。

昼前に自宅に戻り、ETCカードの再発行手配をし、免許証の再発行依頼に府中の「運転免許試験場」へ出向き、3,600円を支払い、新免許証を当日、入手。

夕食後、[カシミール3D]の「カシバード」機能を使えば、「八ヶ岳」を撮った場所が地図上に同定できることに気づき、トライ。
→結果、IC先、8kmの「八ヶ岳高原大橋」を通過した地点だと場所が判明。

そこは登坂車線の路肩で人通りが無さそうな場所だったことも思い出した。

 

「財布」を落としたと思われる場所近くに、5年前に訪ねた「飯盛山があるのに気づき、・・・→「財布(の現金)」を探しがてら「飯盛山」に出かけることを妻に提案。

→賛同を得、急遽、山行準備作業を開始。

 

 

◇所要時間: 1時間54

◇難度(犬として): 易+▼+++難

◇マロンの日記: この季節にしては意外に多くの花に出遭えたとおとーさん達は喜んでいました。このコースはワンコ連れにも良さそうなコースだとも言っていました。

 

気が高ぶって良くは眠れず、2時には出発。

普段通り、「国立府中IC」から中央高速に乗ったが、現地到着時間が早すぎるので「勝沼IC」で下り、一般道で長坂IC近くまで進み、昨日の往路を辿り、前日の撮影ポイントに着くと「八ヶ岳」はガスの中。

記憶に残っている場所の道路脇と草叢を繰り返し探したが、「財布」は見つからなかった。

これで思い残すことは無いと、予定通り、「飯盛山」を目指し、「小海線」の「鉄道最高点」を通過して、ガスに包まれた「野辺山高原・平沢峠」の広大な駐車場に一番乗り。

550分、登山準備を整え、駐車場前の「登山口」から山に進む。

 

ガスの中に山ツツジ、レンゲツツジが花を見せた。風は無く、ガスに動きがない。霧の中でカッコウが鳴く。

濡れた山道を登っていくと山道に白い花びら。見上げると「ズミ」。斜面下にはアヤメが咲いていた。

627分、勾配が減ると直進:「平沢山→」、右:「巻道」の三分岐。右に進む。

 

前回、南に富士山が望めた好展望地に出たが、今日は全てがガスの中。

南斜面の道に進むと、一輪だけ黄色のキスゲが咲いていた。

その先ではアヤメとアマドコロ(??)が花を見せた。

 

635分、「平沢山」への分岐を通過。北斜面は牧場なのか鉄条網沿いに進み、一段下って緩く上り返す。

646分、「飯盛山すぐそこ→」標識の指す方向は霧で真っ白。
霧に濡れたレンゲツツジが満開。斜面下に「グンナイフウロ」が咲いていた。

 

652分、「飯盛山1643m」標柱の立つ山頂に到着。

全周360度、ガスで真っ白。

3分ほどの滞留で下山開始。

西風でガスが動き始めたが、景色は5年前に見ているので、期待せずに下山続行。

 

710分、「このゲートは牛が出ないように設置してあります」看板の立つ「平沢山」への分岐に着き、針金の幅狭道を抜けて、高度差50mの山頂を目指し、急斜面を上る。

714分、「平沢山1653m」標識と三等三角点のある山頂で記念写真を撮り、先へ下り、往路へ合流し、「しし岩→」標識に従い、下山継続。

744分、駐車場に戻る。駐車場近くで「黄レンゲツツジ」を撮影し、帰路に付く。

1130分、無事帰宅。

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