5月連休と言えば 「赤八潮躑躅」の季節。

今年は9年前に訪ねた 群馬県の「熊鷹山」を再訪してこの花を楽しむつもりだったが、ネットで近況を調べると・・・

熊鷹山のアカヤシオは既に盛期を過ぎたらしいので、更に北方でより標高の高い 栃木県の栗山ダム横の「月山」へ遠征することにした。

 

所要時間: 2時間1

難度 易++▼++難

花期にピッタリ!!でした。
この花は痩せ尾根で露岩や木の根が露出した足場の悪いところを選ぶように沢山咲いていたりするので、気が抜けないコースでした。

 

230分、出発。

首都高経由、東北自動車道に抜け北上し、宇都宮で日光宇都宮道路に移り、444分、「今市IC」を下りると残距離は34km。 国道121を北上し、約6km先を左折して「栗山ダム」を目指す。

舗装林道で高度を上げ、西に女峰山を見ながら霧降高原のたおやかな良い景色の中を走る。目的地に近づき、「夫婦トンネル」を抜けて「栗山ダム」下のトイレのある広場に駐車。 気温は8度で寒く、まだ桜が咲いていた。


542分、出発。 10分ほど舗装林道を南へ進むと、山斜面の新緑の中にアカヤシオの紅色が見えた。

 

556分、ブロック造りの竈が並んだバーベキュー広場横に着くと、西に「女峰山」。 広場横の「登山口」に気づかず、行き過ぎて戻る。

559分、「月山入口」標識を見つけ、登山開始。(この地の標高は1073m)

尾根先を上り、笹の細尾根を辿る。

 

 

50mほど標高を上げると・・・、強風で飛ばされたらしく尾根にアカヤシオは見られないが、山道にヤシオの落花が続くようになった

風の入らない窪地に朝日を受けてアカヤシオの花!!
木の根の露出した笹の細尾根を上っていく。

 

標高1220mあたりまで上ると、左下に「栗山ダム湖」が姿を見せた。

634分、尾根筋が南へ曲がっている標高1230m辺りは地形の関係か、風が弱くて俄然、花数が増えた。

青空にアカヤシオの花色が映える。

斜光を受けたアカヤシオも見栄えがする。

 

640分、標高約1270mの小ピークを通過し、先の山頂を目指す。

647分、「月山1287m」に到着。

狭い山頂の二等三角点と石祠の横に
栃木百名山47」標識が掛けられていた。

 


周囲に展望が利き、東に「高原山
西に「女峰山
が目立つ。

共に13年前、二代目マロン連れで訪ねた山なので、懐かしく眺められた。

651分、下山開始。

6分ほどで三分岐へ戻り、東へ下る。

 

100mほど先のピークで方向を北に変える辺りは風を受けない地形なのか、満開のアカヤシオに遭遇。

アカヤシオは別名ヒトッバナとも呼ばれるので、こんなに密集して咲いているとは・・??

ヒョットスルト、紫八潮躑躅かも・・??

 

 

標高を下げるのに従い、落花が増えた。

山頂から150mほど下って振り返ると、「月山」の山腹に紅色がちらちら見える。

標高1120m辺りまで下ると、芝生の草原になり、コースが不鮮明になったが、前方に見え始めたダム湖に向かい下る。

 

725分、湖畔へ下り、ダム方向へ進むと日陰に雪が残っていた。

736分、朝の往路に合流。この辺りではヤマツツジが蕾を見せた。

743分、ダム下広場の車に戻ると、到着した車から2組の登山者が出発していった。

1140分、無事帰宅。

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