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4年前、「浅間山」の西に位置する「高峰山」を訪ねた折、北近くに「篭ノ登山」が形よく聳えて見えたが、「犬禁」看板があるとのことで私たちには無縁の山と考えていたが・・・マロン亡き今、カラマツ黄葉真っ盛りとの情報を入手し、訪ねてみることにした。 この山を訪ねる人の多くは南の「池の平湿原」も周回しているようだが、既に花の季節は終わっているので、私たちは「西籠ノ登山」を含めた周回路で歩くことにした。 ◇所要時間: 4時間18分 |
2時30分、出発。 関越〜上信越自動車道を使い、4時50分に「佐久北IC」を下りると残距離は25km。 国道141を北進し、県道80経由で舗装林道「チェリーパークライン」で北に高度を上げ、「車坂峠」の三分岐は左折し、1km先の「高峰温泉」前の空きスペースに駐車。 気温は4度で快晴。 これから歩く「湯の丸高峰林道」入口には「通行可能時間は午前7時〜午後5時」の看板。なお、今年の通行可能期間は〜11月中旬(予定)とのこと。 |
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5時47分、「湯の丸高峰林道」で出発。黄葉したカラマツと南の雲海の眺めを楽しみながら「兎平」を目指すと、背後の「黒斑山」から朝日が昇り始めた。 6時31分、「東篭ノ登山登山口」のある「兎平」に着くと、ここの現地標識は「湯の丸高原 池の平 コマクサ峠」となっていて「兎平」の地名板は見当たらず・・???。 |
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6時38分、「東篭の塔山→」標識に従い登山開始。ここの登山口には「ペット同伴禁止」看板もあった。 色づいたカラマツ林を上っていくと林床にシャクナゲの木が混じる。 100mほど標高を上げ、森を抜けだして岩稜帯に出ると南に視界が開け、数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原という・・・・ |
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「池の平」がどっしりした姿を見せた。 7時12分、朝日の当たる無人の「東篭ノ登山2227.2m」に到着。 一等三角点があり、ここの現地標識は「東篭ノ塔山」となっていた。 |
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東の「水ノ登山」の先の「黒斑山」の稜線上に「浅間山」の山頂部が僅かに見えた。 360度の展望を楽しみ、西に見える「西篭ノ登山」にも足を延ばすことにする。 |
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70mほど下って庭園風の景観地を通過し、その先を緩く上り返すと岩稜帯になってきた。 7時47分、60mほどを上り返して「西篭ノ登山2212m」に到着。 岩の堆積した狭い山頂の北側は木立で視界なし。 |
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花のないこの時期には、立ち寄ることもなかったと再び「東篭ノ登山」を目指す。 8時17分、「東篭ノ登山」へ戻り、快晴の空の下、ムスビを食べながら展望を楽しむ。 北には穏やかな「四阿山」、その右に「田代湖」と「嬬恋村」、南の水平線は霞んでいて「富士山」は望めなかった。 |
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8時28分、形よく東へ伸びた稜線先の「水ノ登山」へ向かう。 東篭ノ登山を下りきった先の細尾はコメツガ林の中を進む。 破砕石のガレ場に出ると、ヤマハハコの姥花に混じって背の低いマツムシソウが残り花を見せてくれた。 |
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岩混じりの幅狭尾根を緩く上り・下り、更に、尾根を左右に縫いながら進むので・・前景や南の景観が次々と変化するので歩いていて楽しく面白い。 8時46分、稜線の中間地点でほぼ下りきると「水ノ登山」への上りが始まった。前方から来た同年輩夫婦と交差。 更にアップダウンしながら進み・・・ 「水ノ登山」山頂に近づくと、尾根の北斜面の灌木帯に回り込んで進むようになった。 |
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9時8分、灌木帯を抜けると「水ノ登山2202m」。 南下の麓に見える出発地の「高峰温泉」目指して岩稜帯で歩きにくい尾根下りを開始。 100mほど標高を下げて振り返ると、紺碧の空の下に東篭ノ登山〜水ノ登山の稜線が美しい。 樹林帯に入り下り、小尾根に上ってこれを辿り下る。 10時5分、車に戻る。 高峰温泉の空き地に「普通車1日500円」看板があったので宿の人に払おうとすると、徴収はしていないとのこと。 1時30分、無事帰宅。 |
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