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30度を超す猛暑の季節。 少しでも涼しく、楽に歩けそうな山はと手持ち候補の山を物色し、標高が高く、できるだけ近くの山との観点から、 15年前に初代マロンと、4年前に二代目マロンと訪ねた「甘利山」〜「千頭星山」を今回は「野草狙い」で再々訪することにした。 ◇所要時間: 4時間24分 ◇難度: 易++▼++難 (台風5号が四国に接近していたにもかかわらず、気温20度程度の中、往路では青空の下を歩けて幸いでした。) |
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3時、出発。 中央高速道を利用し、4時35分に「韮崎IC」を降りると残距離は18km。 県道27を西進して武田橋で「釜無川」を渡り、県道613で高度差1300mの「甘利山駐車場」を目指す。 カーラジオが台風5号の四国への接近を報じていたが、こちらの上空は青空。 「甘利山駐車場」に到着した途端、東の雲の上に朝日。 気温は16度で快晴。出発地点の標高は約1650m。 |
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5時18分、「甘利山700m→」標識に従い出発。 ロープと網でガードされた花園の間を縫って上っていくと・・・ 「イケマ(生馬)」、「ヨツバヒヨドリ」、「ヤマオダマキ」、「タマガワホトトギス」、「ヤマハハコ」、「ウツボグサ」等の銘板横にその花が咲いていたのでカメラに収めながら上る。 |
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5時30分、ガスに包まれた「経塚山1672m」を通過し、南西へ緩く高度を上げていくと南に視界が開け「富士山」が姿を見せた。 コース脇に「シモツケソウ」、「カワラナデシコ」、「オニユリ」、「ホタルブクロ」、「コウリンカ」、「ソバナ」等々の野草が花を見せた。 |
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標高1720m辺りまで上ると、木道脇はレンゲツツジの灌木帯で西の「甘利山」の先に「千頭星山」。 5時48分、「甘利山1731m」の山頂に着くと、南に「富士山」、西に「千頭星山」がスッキリした姿を見せる。 山頂先へ高度差で40mほど下ると・・・、 |
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8年前、二代目マロン連れで「南甘利山コース」を周回したコース入口に 「道迷い事故が発生。読図が出来ない方、入域不可」看板が下げられていた。 この先は「奥甘利山」への上りで笹原に「マルバダケブキ」が黄花を見せ始めた。 急坂で90mほど高度を上げた先の三分岐の「奥甘利山→」標識に従い・・ |
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6時26分、「奥甘利山1843m」着。 南にガスが上り始めて、「千頭星山」がガスに隠れ始めた。分岐に戻り先へ進むと、急な上りが始まった。 カラマツ林の笹原を上る。「千頭星」とは「獣が多い場所」を意味するらしいが、獣の気配はない。濡れ笹の間を唯々、上る。 |
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7時14分、カラマツ林の中に「御所山・青木鉱泉→」標識の三分岐。 ザックを下して小休止していると、前方100mほど先の木に猿が2匹。 「←千頭星山」標識に従い、南への尾根筋へ僅か上るとその先は緩い起伏の笹道。 林で猿が啼く。笹原に1本だけ「クガイソウ」の花。 |
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ガスに見え隠れする「千頭星山」目指し、笹の急坂を斜行して上っていく。 7時44分、「千頭星山2139m」に到着。 山頂は特に見ものが無く、カラマツ林の小広場に「二等三角点」。 気温は18度で風が涼しい。 ムスビでエネルギー補給後、往路で下山を開始。 |
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ガスで霞む景色の中を下っていく。 サルオガセが生き生きしている。 笹道脇にキノコが散見された。 8時16分、「御所山・青木鉱泉分岐」を通過。 8時49分、「奥甘利山」分岐を通過。 |
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9時18分、「甘利山」山頂に戻って小休止。天気は下り気味で、周囲はガスに閉ざされ始めた。 9時42分、車に戻る。 12時、無事帰宅。 |
甘利山で見かけたその他の花々 |
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ニガナ |
??ショウマ |
ノリウツギ |
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タムラソウ |
オトギリソウ |
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ネバリノギラン |
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??アザミ |
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