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群馬県の「榛名湖」湖畔で

「夕方から開き始め、真夜中に満開になり、明け方にしぼみ始める」 という「ユウスゲ」が花期を迎えたとの情報をキャッチしたので、16年前に上った「相馬山を再訪しながらの「ゆうすげ」鑑賞に出向くことにした。

 

◇所要時間:  3時間15
◇難度: + ++ +

 


土曜日なので 帰路の交通渋滞を避けるため、日の出時刻に歩き始められるよう
2
時、出発。

4時、「渋川伊香保IC」を降りると残距離は21km。 国道17〜県道35を西進し、県道33に移って伊香保温泉街を通過し、更に西へ高度を上げ、榛名湖手前500m辺りの県道28へ左折したところの「県営・松之沢グランド」のPに駐車。

気温は23度で 眼前の榛名富士は薄いガスを纏っていた。

 

450分、駐車場脇の「ゆうすげの道・入口」標柱地点から木道に進む。

紫の「ノハナショウブ」を見つけ、カメラを向けていると 先行の妻が「ユウスゲ」「ギボウシ」「マツヨイグサ」等々・・花を見つけて声を上げる。 数人の先着カメラマン達も撮影を楽しんでいた。
オミナエシ、シモツケソウと花が続く。

 

次々と現れる花をカメラに収めながら500mほど木道を進むと、前方東のガスの中に「相馬山」が尖った姿を現した。

515分、「ゆうすげの道」が尾根の登山ルートに合流した地点の「ヤセオネ峠→」標識に従い、登山道を東へ80mほど進むと・・・

 

アズマヤ横の磨墨峠(するすとうげ)解説板に 
・・「するす」は籾や粉をひく臼のことで、磨墨は当て字、峠の特徴的な岩の形から「するす岩」、その岩のあるところから磨墨峠となづけられました。 との説明文。

登山道を東に進むと一定斜度の階段道が先へ続く。

 

542分、「スルス峠」から600mほど東進すると「←ヤセオネ峠 相馬山→」標識の三分岐。

鳥居を潜って「相馬山」を目指すと道脇に「レンゲショウマ」が蕾を見せたので周囲に花を探したが・・・すべてがまだ固い蕾。

 


鳥居から20mほど高度を上げて二列の長い鉄ハシゴ個所を通過。

その先、更に20mほど高度を上げると今度は片側に手摺の付いた鉄ハシゴ。

登山者が多い時には待機を強いられそうな場所だと話ながら上っていくと・・・

更に20mほど上の崖にも大きな鎖と鉄階段。

土曜日なのに他に登山者がいなかったのは幸い。

 

551分、標高約1300mで次の鳥居を通過し、上り始めた朝日を受けて痩尾根を上る。

615分、「相馬山1411m」に到着。

前回、この山頂で磁針が異常を示したのを思い出し、GPSを持って移動してみると・・やはり、方位が狂う感じ。

 

山頂に祀られた3神に供えられた鉄鉾などが磁力を持っていたりして・・!! ??

630分、下山開始。
途中の3つの鉄ハシゴ個所もマイペースで下れ・・・

658分、一番下の鳥居を通過し、往路を戻る。

 


7
18分、「ゆうすげの道」との三分岐に戻り、西を展望すると巨大石臼状の「スルス岩!!

←スルス岩3」に従い、南へ進むと30mほど先に「←行人洞1」標識が右の森を指していた。

 

確認に出向くと40mほど先のスルス岩下に洞穴。

傍らには「相馬山百回登山 宝山行者之窟」標石。

 

コースに戻って30mほど先に進むと左の高みへ「←スルス岩3」標識。

前回はパスしていたので、今回は岩上を目指す。

728分、最後は鉄ハシゴを登って「するす岩」上に立つ。

山頂は2つの岩ピークがあり、一方には「烏天狗」らしい石像が祀られており・・・

 

西には11年前に通過した「榛名富士」、その左後ろには12年前に訪ねた「掃部ヶ岳」等、多くの山が見えた。

 

739分、下山開始。

3分ほどで上り口へ戻り、「←松之沢峠」標識に従い、草に覆われた尾根を北へ辿る。

81分、車道に合流し、85分、車に戻る。

駐車場はグランドでのサッカー試合らしく満車。 帰路に就くと高速道の対向車線は結構、渋滞していたが、当方は順調に走れて 1120分、無事帰宅。

 

この日 見つけた花々

 

アキノキリンソウ

シモツケ

マツヨイグサ

テリハノイバラ の蕾?

ホタルブクロ

ノリウツギ?  ヤマアジサイ?

トオダイグサ

キバナノヤマオダマキ

トリアシショウマ

オンタデ

オカトラノオ

チダケサシ

オオヤマボクチ

ヤマハハコ

ママコナ

ツルキンバイ

????

マツムシソウ

オオバギボウシ

キリンソウ

ミズギク??

チダケサシ

オトギリソウ

コオニユリ

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