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「イワウチワ」の季節到来。

この花は昨年訪ねた茨城県「横根山」の群落が見事だったが、「ひかげつつじ」の季節でもあるので、両花が同時に楽しめる山梨県の「坪山」を訪ねることにし、コースは9年前に犬連れで下ったコースを逆周回することにした。

◇所要時間:  3時間29
◇難度: ++++

 

330分、出発。

一般道で相模湖に出て国道20を西進し、上野原町で県道33に分岐。

棡原で県道18に移り、西原村落の「羽置の里・びりゅう館」先約1.1kmPに駐車したが、その先にも10台ほどの空き地のあるのを思い出し、車を移動。 気温は3度。晴天。

532分、県道18を西へ出発。 200mほど先の橋で鶴川を右岸に渡り、公衆トイレ先から山腹道を西に辿る。

 

544分、右下に「飯尾集落」を見下ろす辺りの山斜面に「東・西ルート分岐」標識。 <この地点の標高は約605m>

標識には「東ルートは急坂・岩場の多い未整備・事故多発ルートのため西尾根コースをご利用ください。上野原市」看板が掛けられていたが、予定通り、東ルートに進んでカヤト原を通過。

 

杉林を直登するようになり、200mほど高度を上げて水飲み休憩。

薄着になり、涸れ木状態の自然林を直登するようになると、急坂に落ち葉が積もっていて滑るので、設置ロープに頼らざるを得ない。

標高850mの先は急斜面で、コースはこれを避けて斜面を左に巻いて上る。

 


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34分、細尾根へ出て、高度を上げていくと森の植生が変わり、林床に苔が見られるようになった。

標高970m辺りで小休止。

7時、下界から時報の鐘の音が昇ってきた。

露岩の痩せ尾根を通過。

その先は岩壁横を設置ロープに頼って通過。

710分、小ピークを通過し、更に登る。

 

714分、標高1060m辺りは7mほどの岩壁を登る。

北斜面に赤紫の葉っぱだけのイワカガミ群落が増えた。

山頂迄、残高度15m辺りに張られた虎ロープに「東ルート・通行危険」看板。

723分、「坪山1108m」山頂に到着。

南以外に視界が得られ、
南西の木立の間に富士山頂、
北に「三頭山」
北西に「奈良倉山」
その間に「雲取山」

 

 

 

728分、「御岳神社バス停・八ッ田バス停→」標識に従い、「西尾根」で下山を開始。

西ルートも結構、急坂が続くが良く踏まれて、ロープもしっかり設置されていた。

標高1050m辺りまで下るとイワカガミの葉が増えた。コース脇にヒカゲツツジの株が続くが、何れもまだ固い蕾状態。

標高950m辺りの岩塊帯はロープに頼って下る。

8時、標高910m辺りまで下ると、一人登山者が熱心に撮影中。

 

見ると5株ほどの「イワウチワ」が小さな花をつけていた。私も撮影を楽しむ。

彼に此処までの花の様子を尋ねると・・イワウチワは50mほど下で数株、山へ入る前に「カタクリ」があったとのこと。

標高880m辺りで2株のイワウチワを撮影。この様子では坪山のイワウチワは先細りの運命かも・・???

 

標高850m辺りまで下ると、やっと開花したヒカゲツツジが見られた。

標高710m辺りから檜林を九十九折で下る。

標高630m辺りでカヤトの原を通過して杉林を下る。

843分、沢を木橋で渡る。

 

846分、朝の往路に合流。

公衆トイレへ下りる手前の網柵の中に「カタクリ」が群落で咲いていた。

91分、車に戻る。

 

1110分、無事帰宅。

 

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