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これまで年1回程度、1泊2日の山行を続けてきたが、私たち夫婦の体力低下が顕著になってきたので、今回で最後になりそうだが ◇歩行時間: 1日目 7時間2分 + 2日目 4時間43分 |
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<これまでの1泊2日の山行記録> |
1時50分、出発。 カーナビに目的地「鉾立登山口」を指示すると 距離558km
所要時間8時間:35分を表示。 首都高速〜東北自動車道と進み、「村田JCT」で「山形自動車道」に移り、途中、月山花笠ラインと国道112を使い、「鶴岡JCT」で「日本海東北自動車道」に移つり、7時52分に「坂田みなとIC」を降りると残距離は52km。 県道59で海岸線に近づき、国道7に右折して「鳥海ブルーライン」で東に高度を上げていく。 8時41分、山上の「鉾立」駐車場に到着すると、無風快晴で気温は22度。 |
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9時、舗装道で登山開始。 道脇にヤマブキショウマ、ヨツバヒヨドリ、ヤマホタルブクロなどが咲いていた。 350mほど先の「鉾立展望台」に立ち寄ると・・・・正面に見える筈の「鳥海山」はガスの中。 出発時刻が遅いせいか、登山者の姿はポッポツ程度。 |
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先へ上るとクルマユリ、鳥海アザミも花を見せた。 両側が灌木帯の石道を上る。直射日光がガスでさえぎられているので助かる。 標高1400m辺りまで上ると、ニッコウキスゲ、その先ではチングルマやイワカガミが花を見せる。 |
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標高1470m辺りから雪渓沿いに上るようになり、風が涼しい。 10時41分、「賽の河原」で小休止後、石畳道で標高1640m辺りまで上るとガスが消えた。 標高約1700mの「鳥ノ海御浜神社」に近づくと
ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンフウロ、ハクサンシャジン、トウゲブキ、ミツバオウレン、イワイチョウ等々。 |
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11時30分、「御浜小屋」まで上ると南眼下に僅かに雪を残した「鳥海湖」。 草地斜面には多種の野草が群落。 先へ僅かに下って高度差60m程の「扇子森」へ上り返す。 11時53分、「扇子森1759m」ピーク立つと・・、東に鳥海山最高峰の「新山」が姿を見せた。 |
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12時4分、石畳道で高度差70mほど下ると「御田ヶ原分岐 山頂まで3.2km」標識。 「新山」への残高度は540m。 イワギキョウ、ミヤマセンキュウ、シロバナトウウチソウ、ハナニガナ、ヤマハハコ、ミヤマキンバイなど、花の種類や数の多い草原斜面で高度を上げて「八丁坂」標識を通過。 |
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12時39分、「七五三掛(しめかけ)」標柱地点から木道で先へ上る。 40mほど高度を上げると「外輪山・千蛇谷分岐」標柱。 往路は「千蛇谷コース」で上ることにし、左下への急斜面道を下っていくと岩崖に鉄ハシゴ。 その先も急坂を下る。 高度差35m程を下り、その先は雪渓沿いに山腹の東斜面を上る。 |
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13時10分、ガイドロープが渡された雪渓を横切るとガスが上ってきた。 右に雪渓を見ながら斜面を上っていく。 標高1870m辺りで雪渓から離れ、草原斜面を上る。 標高2020m辺りの段差の大きな岩道を上っていたら突然、腿がこむら返り。小休止してバンテリンで対処。年のせい⁇ |
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その先も結構、キビシイ上りが続き、標高2110m辺りから高度差50mほどは岩塊帯の斜面を上る。 14時57分、「大物忌神社」の平坦地へ到着して「御室小屋」受付で宿泊の手続き。 (翌朝の携帯食も希望すると・・・ |
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対応不可とのことで翌朝は緊急用の携帯食で対応することにし) 宿泊+夕食 (4320+1620円/人)費を支払い、案内された寝場所で小休止。 無料の飲み水はないとのことで明日の為、清涼飲料水500mlのペットポトル500円/本を4本購入。 宿泊準備を完了させた上、鳥海山の最高峰「新山」に上ることにする。 |
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15時25分、神社鳥居前の「新山→」標識に従い、堆積岩塊に記された白ペンキマークを辿って山頂を目指す。 岩塊コースを慎重に上り、大岩壁の隙間を下り、その先をまた上る。 15時57分、「新山山頂」に着き、先着夫婦にシャッター押しを頼む。 下山は別コースで「胎内くぐり」を経て岩塊の東斜面を下る。 |
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17時30分、食堂に集合して座食。 丼飯、焼鯖、味噌汁、他。お茶は一杯/人。 また「新山」に上れば、運が良ければ西に「影鳥海山」が見られるかもとのこと。 |
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東の外輪山の稜線上に満月?が上ってきた。 定員の1/3程度の宿泊者数だったので、余裕のあるスペースで寝られた。 |
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7月26日(木) 山行2日目 3時40分、御来光を見るため、静かに寝床を整理して出発準備。 4時、ヘッドランプを点灯し、「七高山」へ出発。 コースは白ペンキでマークされていた。 先ずは雪渓下端へ下り、白ペンキに従って岩稜帯を上る。一部、鎖も張られていた。 4時23分、「外輪山分岐」へ上ると既にライトは不要。 日の出時刻に余裕があるので「七高山」山頂に向かう。 |
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4時28分、「七高山2229m」山頂に着き、先着者にシャッターを頼む。 山頂下では数人のカメラマンが待機していた。 往路を戻りながら静かな日の出をカメラに収め、西に新山と大物忌神社を見下ろしながら、外輪山の山稜を南に緩く下っていく。 |
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途中の2組の鉄ハシゴを下った辺りから、花をつけた野草群落が増え始め・・・ チョウカイアザミ、チョウカイフスマ、ホソバベンケイソウ、ダイモンジソウ、ヨツバシオガマ、ネバリノギラン、イワブクロ、ウサギギク、などが続く。 |
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5時、背後から朝日を受けた岩塊を鉄ハシゴで通過すると・・・西前方の日本海まで伸びた「影鳥海山!!」。 5時16分、「伏拝岳」標識を通過。シャクナゲに残り花。 |
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ハイマツ帯を通過し、朝日を浴びた「文殊岳」を目指すと千蛇谷から吹き上げてくる風が涼しい。 5時55分、「文殊岳」を通過。 振り返ると、朝日の下にシルエットの「新山」。 この季節の外輪山コースは トウゲブキ、タカネアオヤギソウ、オンタデ、ホソバベンケイソウ等々、花のオンパレードで最高。 |
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外輪山コースを振り返って記録に残す。 6時32分、標高約1850mの「千蛇谷分岐」へ着くと西の残雪上に「御浜小屋」が見えたがまだ遠い。 |
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僅か先へ下って「七五三掛」標柱地点を通過すると登山者がポツポツと上ってきた。 標高1750m辺りの「八丁坂」の草原斜面は花数が多く、10人ほどの撮影隊が女性モデル相手に観光用写真?を撮っていた。 |
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7時18分、「扇子森」ピークで振り返ると形の良い「鳥海山」。 西前方に「鳥海湖」が見えると、残雪斜面上部に「御浜小屋」が小さく見えた。 |
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7時42分、「御浜小屋」と「鳥ノ海御浜神社」を通過。 8時10分、雪解け水が清流になって流れる「賽の河原」で小休止。 標高1500m辺りで最後の雪渓を横切り、その先の石畳道を唯々下る。 花数や花の種類が減り、ニッコウキスゲやヨツバヒヨドリに限られてきた。 |
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9時8分、「展望台」に戻り、「奈曽渓谷」の先遥かに見える「鳥海山」に最後の別れを告げ・・ 9時17分、「鉾立駐車場」に戻る。 カーナビに従って「鳥海ブルーライン」を下っているとカーナビが突然、『経路に問題発生の為、経路変更します』と表示し、新潟経由の日本海東北自動車道〜北陸自動車道〜関越自動車道でのコースを表示。 これに従い、順調に走行出来て18時には無事帰宅。 |
鳥海山で出合ったその他の花々 |
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ウサギギク |
ミヤマツボスミレ |
アオノサガザクラ |
マルバシモツケ |
ヨツバヒヨドリ |
オオハナウド |
シロバナニガナ |
ハクサンシャジン |
コメツツジ?? |
キバノコマノツメ |
ヤマホタルブクロ |
マイズルソウ |