10年前、5月連休後に「アカヤシオ」狙いで群馬県の「笠丸山」を訪ねたが、落花しか残っていなかったのを思い出し・・

今年は花の咲き具合をネットで確かめた上、連休直前の金曜日に訪ねることにした。

 

◇所要時間: 2時間41

◇難度: 易+++▼+難

(この西上州の「笠丸山」は我が家から直線距離で85kmしかないのに、カーナビの表示する道なり経路は159km、所要時間も3時間50分とのことで、登山口までが随分手間がかかりました。)

 

230分、出発。

入間ICから圏央道に入り、関越道〜上信越自動車道と進んで425分に「下仁田IC」を降りると残距離は28km
国道254〜県道45で南下し、「塩之沢峠」のトンネル先で「御荷鉾スーパー林道」に左折し、1.5km先の三分岐で 「
林道住居附線の住居附の先は<トンネル工事で29-12/20まで通行止>看板を確認の上、住居附線に右折・南下して「笠丸山登山口」横の駐車場に到着。 快晴で気温は7度。

529分、出発。

 

橋袂の「登山口」標識に従い砂利林道に進むと、やがて沢沿い山道になり、沢脇に新緑の「ハシリドコロ」が紫の花を見せた。

背後からの朝日に沢・対岸の岩壁にアカヤシオがピンクの花を見せたがまだ花数が少ない。
流水の沢を横切り、檜林を上っていく。

 

613分、標高約1100mの大木の根本に地蔵尊が祭られている「地蔵峠」に到着。

尾根を東に進み、次のピークへ上るとその先は細尾根。

朝日を受けながら、進んでいくと前方の木立越しに岩峰が姿を現した。

 

標高1135m辺りの大岩下から、右を回り込んで岩上へ上ると近くにアカヤシオが見られるようになった。

幅狭の岩稜道を木の根を踏みしめ、手も使い、慎重に上っていく。

635分、小ピークに立つと、眼前に岩峰の「西峰」が屹立していたが・・、コースはその左へ延びていた。

アップダウンや屈折して上っていく都度、景観に変化が出て、楽しめるコースだが気が抜けない。

 

647分、「西峰」と「東峰」の中間辺りの尾根への5m程の急坂は、ロープと木の根を頼って上る。

既に10年前になったが、今は亡き愛犬マロンが勢いよく駆け上ったのを思い出した。

更に右に延びる「西峰」の山頂を目指す。

 

651分、三等三角点のみで山頂標識の無い「西峰1189.1m」に到着。

青空の下、360度の好展望で山頂のアカヤシオは最盛状態!!

西の「御座山」の右先に雪の「八ヶ岳」が覗き、北遥かにも雪の連山が望め、南東には岩稜の「両神山」、その左に「二子山」、南には「諏訪山」が同定できた。

 

71分、往路を戻り、ロープ場上を横切って「東峰」を目指すと・・
岩稜の細尾根先のアカヤシオのピンクが逆光に映える。

 

77分、「三笠神社」の木造り小社と「笠丸山山頂」標識のある「東峰」に到着。

この山頂周りにはアカヤシオとミツバツツジが混在して咲いていた。

木の間越しながら、東北東に「赤久縄山」が同定できた。

 

715分、ムスビでエネルギー補給して、下山開始。

標高1050m辺りまではロープが張られた急坂で木の根を足場にして下っていく。

標高1000mを割ると ミツバツツジが増え、林床を馬酔木が緑で彩る。 更に下るとブナが若葉を、山桜が花を見せた。

 

標高900mまで下りると周囲は新緑とミツバツツジ。

82分、山頂に向かい、「←笠丸山 山頂約2km」標識のある登山口に下り、
太陽を背に受けて舗装路を北へ進む。

左の山斜面はミツバツツジでピンク色に染まり、右の清流には早くも魚影が・・。

 

道脇には山吹、桜、レンギョウ、ミツバツツジ、水仙が咲き誇り、花街道の趣。

810分、車に戻ると車は3台に増え、更に同年配夫婦が到着。

往路での林道の帰路では登山者らしい対向車5台と交差。

1130分、無事帰宅。

   笠丸山3へ