年初はやはり、「富士山」に対面できる山へと・・河口湖北の「黒岳」に登山者の少なそうな周回コースを見つけ、出発準備を整えたが・・、

思いがけなく前日に降雪情報。登山口への交通事情やコースの雪量状況が心配になり、急遽計画変更して、5年前に訪ねて様子が分っている黒岳隣の釈迦ヶ岳」を前回と同じコースで再訪することにした。

◇所要時間: 3時間1

◇難度(犬として): 易++▼++難

◇マロンの日記: 雪道で肉球に氷玉が付き、酷く歩きづらかった。

 

5時、出発。

中央道を使い、636分に河口湖ICを下りると残距離は19km。「河口湖大橋」を渡り、湖畔北で県道719に右折して2.6km先の「若彦トンネル」を通過し、芦川村へ抜けた途端、路肩の温度計がマイナス10度を表示し、路肩に残雪が増えたのでビックリ!!

路面の雪は凍結していないので走行には問題なく、芦川沿いに4kmほど東進し、「あしがわハイキングコース案内」図板のある広い駐車場に駐車すると先着車が2台。 低温の割に無風なためか、さほどの寒さは感じない。

 

719分、舗装林道も残雪で覆われていたので軽アイゼンを履いて出発。

100mほど先の「←釈迦ヶ岳70」標識で森へ進み、次の標識で左の尾根にガイドされ、残雪の尾根筋を上っていく。

743分、150mほど高度を上げ、「←釈迦ヶ岳 日向坂峠→」標識の尾根の三分岐に着き、西に進む。

 

残雪の踏跡を辿り、西に進むと尾根越し東から朝日が差し込む。小ピークに上ると、木立越し前方に「釈迦ヶ岳」が姿を見せた。

小さなアップダウンで次のピークに上ると、左90度方向に富士山が見えているのに気づく。

814分、「←釈迦ヶ岳35分 日向坂峠(ドンベイ峠)25分→」標識の「府駒山1562m」を通過。前方にビラミダルな「釈迦ヶ岳」が近づいてきた。

20mほどを下って上り返す。この辺りの残雪は10cmほど。

 

833分、小ピークに上ると、青空をバックに80m程の高度差で「釈迦ヶ岳」が聳えている。

先へ15mほど高度を下げ、上り返しを始めると、細木や岩に残雪が付いた細尾根になり、「釈迦ヶ岳」への最後の上りが始まった。

841分、最初のロープ場。

マロンは3回トライし、なんとか自力通過。

843分、二本目のロープ場。

最初のジャンプを一寸サポートしてやる。

845分、三本目のロープ場。マロンは難なく先行。上から降りてきた親子連れと挨拶して交差。

 

856分、二体の「石仏」に迎えられ、「釈迦ヶ岳1641m」に到着。快晴の空の下、360度の展望。

(石像の素性が気になり、帰宅後、ネット検索し、<石仏24釈迦ヶ岳(山梨) 偏平足>氏のHPで・・仏像は形を定めた儀軌にしたがい作られる。しかし石仏は儀軌どおりでないものがあるので・・・釈迦ヶ岳の石仏もその一つで、如来と菩薩までしか分からない。 ことを知った。)

 

山頂からは 狙い通り、南に 雪を纏った「富士山」。

南東に「黒岳」、「破風山」、「三ツ峠山」。

南西に「節刀ヶ岳」、

西には「神座山」の先に南アルプスの山々、

北西の甲府盆地の先に「八ヶ岳」、「茅ヶ岳」、「金峰山」。

北北東には「甲武信岳」、「雲取山」、「大菩薩嶺」などの奥秩父の山々 が望めた。

 

95分、好展望に満足し、往路で下山開始。

947分、「府駒山」を通過。

104分、尾根の「三分岐」に着き、マロンの足の氷玉を取って南に下る。

1020分、車に戻る。

帰路、中央高速道は早くも帰省ラッシュで渋滞が始まっていたので、上野原ICで降り、国道20〜一般道を使い、1330分、今年最初の山行を無事、終了。

   釈迦ヶ岳4へ